重要文化財 聖観音(平安時代初期・一木造りの仏像)|長野市松代町 清水寺(北信濃厄除大師)

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重要文化財 聖観音


pr_kannon.jpg*像  高* 159㎝

*材  質* 桂材一木造り

*造像年代* 平安初期(1,200年ほど前)

*仏  師* 不詳

*どんな仏様なの?*
 いわゆる所の「観音様」です。1面2臂の観音像で、独立してお祀りされている場合に「聖観音」と呼ばれているほとけさまが多くみうけられます。
 観音経などに基づいて広く信仰されています。また、般若心経の冒頭に登場する菩薩でもあり、般若(仏教におけるいろいろの修行の結果として得られたさとりの智慧)の象徴ともなっています。









『清水寺の聖観音』
 頭部を左に傾け、左手を上にあげ、右手を垂れ、左の膝を軽く緩めて、右足を踏み出す像容に動きがあり、然も肩の張りが極めて大きく、胴部を強く締めてその肉どりにも特色があります。
 腰下の裳の衣文は、大きなヒダの間に小さいながら鋭い小波を配した、いわゆる翻波式といわれる衣文の刀法を示しています。これは平安初期の造像の一つの特色でもありす。
 動きの激しい像容と、この鋭く深い衣紋の意匠とが巧みに一致して、いかにも平安初期の、強く動きの激しい様式的な特色を示しています。
 本尊、千手観音が古風な、伝統的な品のよさを示すのに対して、この聖観音は造像当時の流行の特色をはっきりと示しています。

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